2016年01月
1月24
1月18
最新号のJAMAに潰瘍や逆流性食道炎に使用するプロトンポンプ阻害剤(PPI)の使用と腎障害が関係しているとの論文が出ている。別の潰瘍治療薬であるH2阻害剤では腎障害との関連はないとのことだ。呑酸などの症状をきっかけに安易にPPIが処方されている現状を見直す必要があるようだ。
潰瘍の薬に限らず、今飲んでいる薬が本当に必要かどうか、何か症状があるときに薬を使用するかどうかを常に問い直してみることは大事であると考えるが、皆様はどう思いますか。
潰瘍の薬に限らず、今飲んでいる薬が本当に必要かどうか、何か症状があるときに薬を使用するかどうかを常に問い直してみることは大事であると考えるが、皆様はどう思いますか。
[Adverse Effects Associated With Proton Pump Inhibitors](http://app.jamanetwork.com?doi=10.1001/jamainternmed.2015.7927&utm_source=email&utm_medium=app&utm_campaign=share)
1月17
上野千鶴子さんの「おひとり様の最後」が売れているようだ。本日の時点でアマゾンで在庫切れになっている。僕はまだ読んでいないが、内容は在宅ひとり死を可能にする為に多方面に取材して研究した内容らしい。だが、当たり前に思えるが現実は本の様にはいかない。アマゾンのカスタマーレビューのうち「それは、いま自分が健康で、死にゆく人に昼夜寄り添ったことがない人の空想だ。」とする、ロビーナさんのレビューが秀逸である。
よろしければぜひ読んでいただきたい。
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1月16
こんにちは。第一なるみ病院、なるみ記念診療所に通院中、または、通院予定で自己血糖
測定をされている方々にお知らせです。
測定をされている方々にお知らせです。
【自己血糖測定器の切り替えについて】
第一なるみ病院、なるみ記念診療所では、自己血糖測定に三和化学のグルテストセンサ―
を使用しています。また、採血針にはジェントレット針を使用しています。これらのセンサ
ーや針は、今まで緑市民病院で使用していたメディセーフフィットやファインタッチには対
応していません。今後第一なるみ病院などに通われる方には、グルテストセンサーに対応し
たグルテストエブリを手配しています。ただ、現在在庫が少なく即日のお渡しができにくい
状態です。後日お渡しとなる場合がありますのでよろしくご理解願います。尚、お手持ちの
メディセーフフィットはいましばらく捨ててしまわないようにお願いします。
を使用しています。また、採血針にはジェントレット針を使用しています。これらのセンサ
ーや針は、今まで緑市民病院で使用していたメディセーフフィットやファインタッチには対
応していません。今後第一なるみ病院などに通われる方には、グルテストセンサーに対応し
たグルテストエブリを手配しています。ただ、現在在庫が少なく即日のお渡しができにくい
状態です。後日お渡しとなる場合がありますのでよろしくご理解願います。尚、お手持ちの
メディセーフフィットはいましばらく捨ててしまわないようにお願いします。
【血糖測定はいつするの?】
インスリン及びGIP-1製剤を自己注射されている方には自己血糖測定が保険で認めら
れています。生活習慣の確認や薬剤調整のために適切なタイミングで血糖を測定することは
良好な血糖コントロールのために非常に有用です。1型糖尿病の方は自分のすい臓からイン
スリンがほとんど出ていないため、頻回な血糖測定が必要です。2型糖尿病の方はインスリ
ン分泌も次第に悪くなりますが、病態としてはインスリン抵抗性の増大がそれに先立ちます
。インスリン分泌は多少残っているため、早朝空腹時の血糖値が良好な場合、その後の食事
負荷時の内因性インスリンの分泌も比較的保たれています。このような事を考慮して、血糖
測定もまず早朝空腹時に測定するとよいでしょう。そして、朝の血糖が安定した状態になる
生活習慣を心掛けることが良好な血糖管理の第一歩です。インスリン注射が一日一回の方は
、使用しているインスリンの量と種類が適切かを判断するために、就寝前(食後4時間くら
い)の血糖を測定していただければ非常に参考になります。それ以外にはいつも同じ条件で
なく、食べた食事を評価するために、気になる食事を摂取した後2時間後くらいに測定する
と、食した内容の血糖値に及ぼす影響を類推しやすくなります。このように2型糖尿病患者
さんの血糖測定は生活習慣改善の一助となることを目的としています。
れています。生活習慣の確認や薬剤調整のために適切なタイミングで血糖を測定することは
良好な血糖コントロールのために非常に有用です。1型糖尿病の方は自分のすい臓からイン
スリンがほとんど出ていないため、頻回な血糖測定が必要です。2型糖尿病の方はインスリ
ン分泌も次第に悪くなりますが、病態としてはインスリン抵抗性の増大がそれに先立ちます
。インスリン分泌は多少残っているため、早朝空腹時の血糖値が良好な場合、その後の食事
負荷時の内因性インスリンの分泌も比較的保たれています。このような事を考慮して、血糖
測定もまず早朝空腹時に測定するとよいでしょう。そして、朝の血糖が安定した状態になる
生活習慣を心掛けることが良好な血糖管理の第一歩です。インスリン注射が一日一回の方は
、使用しているインスリンの量と種類が適切かを判断するために、就寝前(食後4時間くら
い)の血糖を測定していただければ非常に参考になります。それ以外にはいつも同じ条件で
なく、食べた食事を評価するために、気になる食事を摂取した後2時間後くらいに測定する
と、食した内容の血糖値に及ぼす影響を類推しやすくなります。このように2型糖尿病患者
さんの血糖測定は生活習慣改善の一助となることを目的としています。
尚、健康保険で認められている自己血糖測定の頻度は2型糖尿病患者さんで一日2回、1
型糖尿病患者さんで一日3回ほどですのでよろしくお願いします。
型糖尿病患者さんで一日3回ほどですのでよろしくお願いします。
梶野
1月1
明けましておめでとうございます。
私、梶野真一は、各所にご負担とご迷惑をおかけしましたが、理想とする地域医療の充実を求めて、昨年末をもちまして名古屋市立緑市民病院を退職しました。旧年中の各関係者に深く感謝申し上げあげます。
本年は地域住民がさらに元気になるための行動を形にしていきます。1月24日には地鎮祭を、そしていよいよクリニックの着工に至ります。6月中の竣工、夏の終わりの開業を目指しています。
それまでしばらくは、第一なるみ病院で診療を行います。地域の病診連携の新たな拠点創りです。引き続きご意見、ご要望などをお寄せ願います。
梶野真一